- 作者: 秋目人
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/05/18
- メディア: 文庫
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「エル」という物質を利用して繁栄していた世界。しかし、繁栄は陸地の沈没と「エル」の消失によって終わりをつげる。貯蔵していあった「エル」を使って、陸地を維持しているリエスとその周辺の船団国家、そして、それらに属さない不法船による社会が形成された。
政変で王宮を追われた聖王家の姫、サリューは、父王からとある海域を指した海図を託されていた。逃亡の途中で女性に弱い主人公カーシュと出会い、「船の墓場」にあるその海域に向かう。
思ったより簡単に、お宝に遭遇できたけど、その後が長かった感じか。
滅びに瀕した世界から、新天地に旅立つ希望にみちたラストだけど、行った先には高い技術力を持った国があるんだよな。ただ、接触しただけでは、一方的に蹂躙されるだけの結果になりそうな気もするが。
続きが出るなら、どう処理するのか、気になるところ。