星散花燃『フラッグ・オブ・レガリア:青天剣麗の姫と銀雷の機士』

 巨大ロボットでTSもの。ファンタジーとおもったら、SFというか、ポストアポカリプスといった感じ。
 主人公イナヅチは、パレードで見たアルトーネ姫に憧れ、少しでも近づくべく、軍隊に志願。しかし、緒戦で、班はほぼ全滅。あっさりと右腕を失い、夢を断たれる。しかし、アルトーネ姫の暗殺騒ぎの中で、遺跡から発掘された古代の対竜単騎を手にいれ、姫の危機を救う。そのまま、最初の志のまま、姫の傍らで戦うことに。
 中盤、王都へ帰還するところが、微妙に間延びする感じがあるな。物語の組立として、ともに戦場で生きることを確認するのに必要なシークエンスであることはわかるが。
 ラストは、古都クシュールリンドを巡る、血みどろの戦い。そして、少年(?)は生きる道を決めると。