『世界の艦船』2017/7号

世界の艦船 2017年 07 月号 [雑誌]

世界の艦船 2017年 07 月号 [雑誌]

 特集は、「現代軍艦とネットワーク」。現在の軍艦は、様々なシステムで連接されている。それによって、視程外からの脅威を早期に察知し、攻撃できると。そのツールたる、NIFC-CAだの、CECだの。すごいのは分かるのだが、機能しなくなったときが怖そうだなと。


 川崎豊彦「世界客船界の展望 2016-2017」は、タイトルの通り、客船・フェリー業界の展望。こうして見ると、中国が客船建造でも、もう少ししたら大手になりそうだな。諦めた三菱とは、大きな差になりそう。フェリー業界では硫黄を排出しない燃料への変更を強いられ、LNG燃料の船が増えていると。
 あとは、最近の流行として、垂直な船首の船が出現しているとか。全体デザイン次第だとは思うが。


 写真特集では、大正時代の艦艇を空撮した宮原アルバムが興味深い。超弩級戦艦群も、まだ改装前の第一次世界大戦なスタイルだし、特型駆逐艦も出ていないし。日露戦争で捕獲した巡洋艦敷設艦として使われていたり。これについては、日本航空協会のサイト内に公開されている→一般財団法人 日本航空協会 航空遺産継承基金 ギャラリー
 NATO黒海演習とか、日本に来航したミストラルの艦内画像も興味深し。