伊藤いづも『まちカドまぞく 3』

まちカドまぞく (3) (まんがタイムKRコミックス)

まちカドまぞく (3) (まんがタイムKRコミックス)

 ダークネスピーチ、なかなかかっこいいな。


 いろいろと、物語が展開した巻。夏休み。桃とみかんが、吉田家の両隣に引っ越してきたり。なんとかの杖を発見したり。アルバイトをして、不思議料理の中毒になったり。桃の姉で行方不明の千代田桜の行方が判明したり。桃が一時闇堕ちしたり。なかなかハードな夏休み。
 とりあえず、千代田桜の「コア」が、シャミ子の魂と同化しているということが判明して、これまでの物語の目標の一つが解決。これで、シャミ子がどうやって呪いを克服し、桜のコアを解放するかが問題となるが。
 桃さんのデレっぷりも、なかなかよろしい。みかんとシャミ子が仲良くしていると、嫉妬したり。無意識の世界から帰れなくなったシャミ子を迎えに行くと、無理してみたり。「大事にしたいもの」かあ。
 「ぽっきんアイスの誓い」が良い。


 オマケの漫画が楽しい。シャミ母の「新しい冷蔵庫の舞」。あと、ご先祖のよりしろって、桃が自作していたのか。
 果たし状を誤解して、デートに来た時の服装は、みかんの服を奪ったものと。