千葉サドル『がっこうぐらし! 1-9』

 改めて読み直すと、人類終わってるなあ。
 哺乳類に感染するということは、どこまで感染が拡大するのだろうか。陸上哺乳類が壊滅として、海洋哺乳類はどこまで影響を受けるのか。リアルに考えると、ネズミとか、猿がゾンビ化して襲ってきたら、終わるなあ。
 あと、インフラが崩壊して数ヶ月だから、原発や化学工場が制御不能で爆発して、放射性物質や化学物質が大量に放出されているはず。「ウイルス」に対抗できるようになっても、人類の生存圏はものすごく縮小しそうだな。作中のキャラたちは、保存食と地下水にたよっているから、当面は生き残れるとしても、先ないなあ。
 このあたりは、アラン・ワイズマン『人類が消えた世界』がおもしろいと思う。


 高校編、大学編ときて、次はランダル・コーポレーションか。何か知っていそうな組織だけど、何が起きるのだろうか。つーか、雑誌は休載していたのか。


 とりあえず、大学編にでてくる比嘉子さんがいいですね。ショートパンツでふとももに道具入れ巻きつけてるとか。肩だしファッションとか。


 つーか、ゾンビが良く燃えるなら、焼き払えばいいんじゃなかろうか。あと、そもそも、どこからエネルギーを得ているのだろうか、とか。