![世界の艦船 2017年 04 月号 [雑誌] 世界の艦船 2017年 04 月号 [雑誌]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51XRxqa%2BNOL._SL160_.jpg)
- 出版社/メーカー: 海人社
- 発売日: 2017/02/25
- メディア: 雑誌
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改装後のウォースパイトがかっこ悪いと思っていたけど、ネルソン級とか、ポスト・ワシントン条約のアメリカ戦艦は、もっとかっこ悪かった。
つーか、かっこいいと思っていた日本戦艦も、艦橋が高すぎる感じだな。扶桑のえぐれ艦橋はしょうがないとしても、大和級や長門級も、あんなにょっきりと伸びているんだ。
独仏伊のヨーロッパ戦艦は、それほど艦橋が高くないが、あれは、交戦距離の想定の違いなのかね。
本文記事では、砲戦技術の話が興味深いが、理解できたかというと心もとない。相対的な位置関係で、距離と角度しか分からない。その中で、どう砲弾を送り込むか。アメリカの、ある種、身もふたもない、発射速度重視のやり方。
あとは、完全にワシントン条約体制から自由だった戦艦は大和級だけとか、レーダー射撃が従来の射撃から圧倒的に優位にあったわけではないとか。
潜水艦の連載は、潜水艦の通信について。水が通信を阻害する。さらに、隠密性を身上とする潜水艦にとって、通信波の発信そのものがリスクと。超長波や極超長波は送信できる情報量が少ない。ブイ型アンテナは、速度が制約されるなどなど。
真珠湾攻撃で責任を問われた、キンメル提督の話も興味深い。つーか、太平洋艦隊の根拠地が、ルーズヴェルトの命令で真珠湾に前進されたのなら、責任は本質的に大統領にあったと思うが。そのあたりの責任をぜんぶ、押し付けられたのか。
写真ページでは、アメリカ戦艦のカラー写真がおもしろい。角の部分に明るい色が塗られているのだな。というか、光線の具合で見え方は変わるから、プラモデルの塗装も、厳密にこの色と決める必要はなさそう。