『世界の艦船』2017/4号

世界の艦船 2017年 04 月号 [雑誌]

世界の艦船 2017年 04 月号 [雑誌]

 第二次世界大戦の戦艦の特集。こうして並べてみると、どこの国の戦艦も、できるだけ高いところに射撃指揮装置を置こうと、苦労していたのがわかるな。おかげで、どこの国の戦艦も、艦橋構造物が高すぎて、微妙にかっこ悪い。第一次世界大戦から、大改装していない戦艦がかっこいいな。フッドとか。
 改装後のウォースパイトがかっこ悪いと思っていたけど、ネルソン級とか、ポスト・ワシントン条約アメリカ戦艦は、もっとかっこ悪かった。
 つーか、かっこいいと思っていた日本戦艦も、艦橋が高すぎる感じだな。扶桑のえぐれ艦橋はしょうがないとしても、大和級長門級も、あんなにょっきりと伸びているんだ。
 独仏伊のヨーロッパ戦艦は、それほど艦橋が高くないが、あれは、交戦距離の想定の違いなのかね。


 本文記事では、砲戦技術の話が興味深いが、理解できたかというと心もとない。相対的な位置関係で、距離と角度しか分からない。その中で、どう砲弾を送り込むか。アメリカの、ある種、身もふたもない、発射速度重視のやり方。
 あとは、完全にワシントン条約体制から自由だった戦艦は大和級だけとか、レーダー射撃が従来の射撃から圧倒的に優位にあったわけではないとか。


 潜水艦の連載は、潜水艦の通信について。水が通信を阻害する。さらに、隠密性を身上とする潜水艦にとって、通信波の発信そのものがリスクと。超長波や極超長波は送信できる情報量が少ない。ブイ型アンテナは、速度が制約されるなどなど。
 真珠湾攻撃で責任を問われた、キンメル提督の話も興味深い。つーか、太平洋艦隊の根拠地が、ルーズヴェルトの命令で真珠湾に前進されたのなら、責任は本質的に大統領にあったと思うが。そのあたりの責任をぜんぶ、押し付けられたのか。


 写真ページでは、アメリカ戦艦のカラー写真がおもしろい。角の部分に明るい色が塗られているのだな。というか、光線の具合で見え方は変わるから、プラモデルの塗装も、厳密にこの色と決める必要はなさそう。