『廃墟遺産』あったかもしれない風景に想いを馳せて読む - HONZ

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 政治が絡んだ、壮大な廃墟と、その背後の思考を描き出す本。
 つーか、アンゴラニュータウンが恐ろしいな。石油収入なんかがあると、こんな浪費をするのか。50万都市を3年で作ったあげく、ほとんど人が住んでないとか。これだけの金を、教育に回したら、どれだけの効果があったか。
 あるいは、イタリアのパブリックアートで災害復興をやろうとして、結局廃墟化した話も、直近に災害を経験した側からすると、なんとも身につまされる。