朝日新聞、「世界発2015」から

[日記]

 風邪は多少回復。つーか、熱が出ない代わりに、なんかしつこい感じの風邪だな。咳が止まらない。
 昨日は一日、まともに立ち上がることもできず寝込んでいたが、今日は、それに比べると回復。とはいえ、まだ長時間起き上がっての活動はきつい。昨日は、期せずして、ネット休憩日だったわけだが。
 3日寝込んだおかげで、読書が進む進む。一気に、8冊溜まった。とはいえ、読書ノートつける気力はなし。


 つーか、明日から12月かあ。予定が順調に遅れてるなあ。

[切り抜き][感染症]「世界発2015:ハンセン病の悲劇 アフリカで今も」『朝日新聞』2015/1/6

 アフリカでもハンセン病は、呪いとか、天罰という扱いなのか。
 医療ネットワークが貧弱なので、治療を受けるまでに時間がかかり、外見や体に障害が残ってしまう。それによって、差別を受ける。治癒した人の社会復帰が問題であると。
 エチオピアとモロッコの課題と取り組みが紹介される。

[切り抜き][感染症]「世界発2015:生きた鶏 買えない:中国広東省で禁止令 不満続々」『朝日新聞』2015/1/7

 鳥インフルの感染拡大を防ぐために、生きた鶏の販売が原則禁止になったが、それが食文化とぶつかる。2013/11-2014/7の期間に、125人が感染して死亡。そもそも、人間に適応したインフルがこの地域から出るんじゃないかと警戒されていたな。結局、2009年の「新型インフル」がたいしたことなかったから、なんか、ものすごく警戒感が下がっている感じだが。
 生きた鶏をその場で絞めてもらうのが習慣。新鮮さへのこだわりと同時に、食肉流通への信用が欠けている事もあるのだろうな。生きているのを絞めてもらえば、長く貯蔵された肉じゃないことは確かだしなあ。
 公衆衛生と食文化の衝突。


鳥インフル対策で生きた家禽販売禁止の広州、闇市で購入する...|レコードチャイナ
 闇市が活況…

[切り抜き]「世界発2015:人種 白黒つかぬ定義:米国 進む「るつぼ化」」『朝日新聞』2015/1/8

 そもそも、「人種」とか、「民族」とか、曖昧なものだしなあ。
 公民権運動以前のような強力な社会的隔離がなければ、「人種」という括りは存在し難い。そりゃ、矛盾だらけになるよなあ。一方で、社会的な差別構造は厳然と生きているのが…


 マイノリティー化しつつある「白人」の抵抗が、現在のトランプ政権だよなあ。

[切り抜き]「世界発2015:同化の歴史 移民の思い:ロシアのウクライナ系2千万人」『朝日新聞』2015/1/16

 ロシア国内でのウクライナ系の存在感の大きさ。2000万人か。特に、極東方面には、ウクライナ人移民が多い。そりゃ、板ばさみになってきついだろうな。東ウクライナの住民は東へ。西ウクライナの住民はヨーロッパ・アメリカ方面に向ったのか。
 ウクライナ移民が多いのも、ソ連の弾圧政策の影響もあるわけで。ウクライナ側には被害者意識は強かろうなあ。一方で、ロシア側からは、ロシアの源流がキエフ公国なのもあって、「ロシアとウクライナの伝統や文化、考え方は同じで言葉も近い。我々は一つの民族だ」なんていうプーチンの発言が出てくるわけだ。

[切り抜き]「世界発2015:歴史 宇宙の起源から学ぶ:豪州発の授業『ビッグ・ヒストリー』」『朝日新聞』2015/3/13

 教育分野では、こういう視角は必要かな。プロになると、そんなに広いの無理って感じだけど。人類の歴史を考える上でも、環境要因は、今や欠かせない視点だし。ただ、こういう壮大なカリキュラムを、本当に実現可能なのかねえ…


ビッグヒストリー - Wikipedia
 関連著作物の日本語訳も行われているようだ。

[切り抜き][環境]「世界発2015:政権交代 再生エネ逆風:オーストラリア 大型投資88%源」『朝日新聞』2015/3/16

 保守党に政権交代して、一気に再生エネルギーに逆風が吹いているという話。今の首相も、石炭産業派らしいが、流石に石炭火力推進・保護は時代錯誤感があるなあ。
 一気に投資が88%減って、恨み買ってそうだなあ。


豪州の再生可能エネルギー政策 住友商事グローバルリサーチ(SCGR)
[豪州] 首相交代、エネルギー政策の不透明性がもたらす悪影響 - 海外電力関連 トピックス情報 | 電気事業連合会

[切り抜き]「世界発2015:ネット通販 インド浸透:年50%成長 5年後3兆円規模に」『朝日新聞』2015/3/26

 インドの現状で、流通の寡占化が進むと、失業者がめちゃくちゃ出そうだけど。下流中間層くらいが一気に没落しそうで怖いな。
 フリップカート、スナップディール、アマゾンの三強で通販市場の9割を寡占。自動車の渋滞がひどいから、リアル店舗での買い物が楽しめない、と。通販の方が楽。
 一方で、それは票田である小商店主層の没落につながり、不満を溜めている。あるいは、税金の配分をめぐる問題とか。