「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展 in 熊本」

 県立美術館分館で開催中のパネル展。キリスト教関係の建築を中心に、1500に及ぶ建物を設計したヴォーリズの事跡や建築物を紹介。九州学院のチャペルや水道町の教会、ルーテル学院高校の本館あたりが、ヴォーリズと、彼の設計事務所による設計の建物だそうだ。九学のチャペルと水道町ルーテル教会に関しては、設計図のコピーも出展されていた。
 パネルは、ヴォーリズの事跡関係と、彼の建築物を紹介するものがメイン。伝道のための建物建設のため、資材の輸入が必要になって、ヴォーリズ合名会社→近江セールズ株式会社→近江兄弟社と発展。メンソレータムは、70年代までは、ここがライセンスを受けていた、と。伝道関係で学校や病院の運営も。これらも、残っていて、ヴォーリズの遺産は確実に継承されているのだな。
 建築関係では、個人の住宅がけっこう多いのが印象的。それぞれ、細やかに意匠が施されているのが、いいねえ。


 そういえば、ヴォーリズ関係の本を探して、市立と県立の両図書館の検索したんだけど、どっちも、ボリスだの、ポリスだのが、大量に結果に紛れ込んで、使い物にならなかったのだが。もうちょっと、ノイズを押さえることはできなかったのか。使い物にならなさ過ぎる。


 関連:
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ - Wikipedia
近江兄弟社 - Wikipedia
メンソレータム - Wikipedia
ヴォーリズを訪ねて
『ヴォーリズの足跡を訪ねて〜熊本編〜』熊本市(熊本県)の旅行記・ブログ by ぬいぬいさん【フォートラベル】
ヴォーリズ委員会