- 作者: つくみず
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2017/09/08
- メディア: コミック
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さらに一段、上層へ。今回の出会いと別れは、上層への通路となる「第六基幹塔」の制御用人工知能。いきなり、二人を使って自殺をかますという、なかなか強烈な展開だったな。
そして、回想で、チトとユーリが旅に出た経緯も判明。ほんの何年か前まで、ある程度の人間が存在した。それが、今や二人を残して、いなくなったわけか。逃がしたということは、あそこにいた人々では、対抗できない存在だったということかね。上層へ向かっているのは、「逃げている」ということか。
「怪我」の回が印象的。ゆるい旅をしているようで、崩壊しかけている都市は危険が一杯。さらに、医薬品などが存在しなくて、自然治癒に期待するしかない。死と隣り合わせというのが、明らかに。
あとは、美術や衣服といった、文明を再発明するようなエピソードとか。