宮原るり『恋愛ラボ 1-13』

 どんどんと盛り上がってくるのがいいねえ。
 1学期はリコとマキが出会って、アホな恋愛研究を繰り返す。1学期末にヤンやナギとの再会。夏休みに、だんだんと恋心が育って、2学期は体育祭や文化祭などのイベントを交えつつ、乙女どもが壮絶な空回りを繰り返す。
 最新刊の13巻、おもしろいなあ。やっと、ナギとリコが両想い。ただし、まだナギのほうは腰が引けているといったところか。二人ともかわいらしい。「リコが男前すぎて負ける…」「…負けっぱなしは嫌だ」のくだりが良いなあ。
 エノハル、マキヤンも順調に進んでいるのかな。ケンカ相手のライバルから、好きになっちゃったという、マキとヤンの関係、かなり王道だなあ。クリスマス会のやり取りが、こちらもかわいい。まだ、ヤンの自覚には時間がかかりそうだが。そして、スズレンは、これからどう進展していくのか。先に女の子の方がというのは、まあ、ありがちな話だ。
 サヨリと山崎の関係も、13巻でちょっと明らかに。山崎、かなりのSだな。「戸惑う水嶋かわいい」ってあたり。


 そういえば、南中の生徒会長は結局、どうなったの。ナギ当選なの?


 次の巻は、夏ごろかな。