清松みゆき/グループSNE『2万ガメルを取り返せ!:ソード・ワールドRPGリプレイ集6』

 なんか、急に読みたくなって、腐海の底から召喚。箱詰めして、取り出しにくいところに押し込んでいるから、なかなか大変で。そういえば、新装版が出ているのだっけか。


 後に「バブリーズ」と呼ばれるようになるパーティの下積み時代。最初のシナリオで、PCに死者が出て、復活の費用がかかったのが、けっこう、後を引いた感じはあるな。しかも、回避できていた戦闘に、無理やり引きこんでだから、ゲームマスターとしても痛恨だろう。計算ミスで、相場の1/10蘇ったのがご愛嬌だが。そういえば、ソード・ワールドでは、死んでいる間、PCはどういう臨死体験をするのだろうか…


 魔術師以外の魔法が使える「コモン・ルーン」の指輪の試作品横流し騒動から始まる4エピソード。一つだけ売却されていた「ライトニング」の指輪回収でこすい商人ボヤージと遭遇。いったん別れたボヤージに、身代金を運ぶように頼まれた事件から、混沌魔術師ヴォーゲルとの因縁ができてしまう。いい感じに、話が繋がってるなあ。
 この時期は、収入がなくてピーピー言っていたのだな。割と生活費がかかる設定だな。1日あたり40ガメルだから、1000ガメルでも一月暮らせないのか。
 スイフリーの交渉能力がすごいなあ。