清松みゆき/グループSNE『亡者の村に潜む闇:ソード・ワールドRPGリプレイ集8』

 バブリーズ編三作目。アノスに拠点を移す契機になったエピソード。
 とある農村で発生した連続失踪事件。それは、ファラリス神の司祭が、信者を増やすための大規模な惨劇の始まりだった。村丸ごと、アンデッド化はきついな。そして、麻痺したプレイヤーたちが、いったん引き返してしまったことにより、事件が拡大することに。「ファミコン村」と、そこでデーモンが、パーティの一員グラスランナーパラサに変身したことによる混乱が、印象深いエピソード。というか、「ズンバラリン」ならぬ、「ズンパラサ」がw
 ここで、ファリスの司祭タイデグリーと知り合い、彼の死後、オランのファリス神殿の調査報告書を手に入れたことが、ファリス神を国境とする国アノスとの縁を生む。タイデグリーの報告書を届けに行く途中で、悪徳神官の待ち伏せを受け、スイフリーは邪悪になってしまう呪いを受けてしまうことに。センス・イービルで「邪悪」と断じられたスイフリーは、いろいろとひどい目に遭うことに。