瀬尾つかさ『サイバーアーツ01:真紅の虚獣』

 巻のナンバーがふってあるのに、続きが出なさそうなのが悲しい。
 人間の体にナノマシンを投入して、VRやARが生活に深く根付いた未来の世界。主人公は、クラスメイトとぶつかったところから、自分のナノマシンが特別製で、多くの人から狙われる性質のものであることを知る。さらに、今まで秘密にされていた強力なウイルスの存在を知り、戦いに身を投じていく。
 ここのところの瀬尾作品の中では、一番いいと思うのだが。