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意図がどうあれ、言い方が強すぎて、不正確になっている。相手を圧倒できるだけの戦力を揃えることは、戦略の基本だけど、それをきちんと動かせないと意味がない。その動かす方法が戦術や作戦。戦術や作戦は、大軍を運用する時にこそ、必要なもの。
特に、前近代では、装備と忠誠心の強い精鋭部隊はなかなか崩れないし、圧倒的な強さを発揮する。そして、大軍支える兵站能力が心もとない。
結果として、少数の精鋭部隊に、巨大な軍勢が突き崩される事例が、古今、枚挙にいとまがないほどある。素人で水増しした軍隊は、動きが鈍いし、なんかあったときにすぐ崩れるから、ただ進軍するだけではすまない。
むしろ、まっしぐらに敵の大将を突けばいいから、少数の側のほうが戦術がいらなかったりする。
少数の敵を正面から押しつぶせるような場を作るのが戦術であり、作戦。
というか、基本的に雑魚で水増しした大軍ってのは、相手に交戦の無益を悟らせて、講和に持ち込むための手段。実際に戦いになってしまった時点で、割と目論見が外れている。
もちろん、たいがいの戦は、数を揃えた大軍が主導権を握れるし、粛々と勝利を収めているのだろうけど。