世界の銘艦ヒストリア: エッセイとデジタル着彩でよみがえる有名艦たち
- 作者: 白石光
- 出版社/メーカー: 大日本絵画
- 発売日: 2017/05/31
- メディア: 大型本
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『女王陛下のユリシーズ号』のユリシーズが採録されているのがおもしろい。読んだ当時は全然知識がなかったけど、そういう設定なのか。
個人的に、イタリアやフランスの戦艦はけっこう好き。活躍の場を得なかったけど。イギリス戦艦は三隻紹介。フッドは、第一次世界大戦のスタイルでいいなあ。しかし、舷側装甲を破られて弾薬庫をやられたとすると、流石に防御力が弱すぎたということになるのかねえ。ネルソン級、艦橋の形がもう少しどうにかならなかった感が。そして、やはり出てくるウォースパイト。こちらも、WW1時代のシルエットが好きだけど…
空母編も、イギリス艦が多し。というか、フューリアス、アークロイヤル、イラストリアスと5艦中、3巻を占める。装甲空母イラストリアス級の全艦生き延びているのがすごいな。とはいえ、やはり特攻機によるダメージは馬鹿にならなかったようだが。損害が軽微だった艦だけ、アングルドデッキに改装で、ほかは早期退役か。ヒューリアスはちゃんと改装しておけば、第二次世界大戦でも一線級で戦えたのではなかろうか。
潜水艦シュクルーフの、考えすぎてダメだった感がすごいなあ。特殊部隊用陸用潜水艦としては、使えそうな感じだったけど、途中で事故喪失なのか…
どこまで信用できるのかという感覚はあるが、カラーにするとこういう感じなのかといった感じでおもしろい。