完結したので、再読。
やっぱり、巌ちゃんがかわいいなあ。和太鼓に情熱を燃やす、人見知りの少女。さなみのスキンシップに、真っ赤になったり。でも、お囃子を演奏するときだけは、きらきらの笑顔。
その、人見知りの少女を動かしていくのが、直感的に動きまくる少女、さなみ。
二人が出会って、人の輪が広がって、近野江囃子連が復活していく。正直言えば、あと一巻あって、都成大祭での「本番」まで行って欲しかったところだなあ。せっかく人の輪が広がり始めたところだったのに。
あとは、近野江囃子連が、巌の祖父の死後、どういう経路をたどって一人になったのかとか。すずめの見せ場は、もうちょっと欲しかったところ。