貸本屋で使われた貸本漫画をメインにすえた企画展。個人コレクターから、作品を借りて、実現した企画展のようだ。劇画スタイルの漫画って、本当になじみがないから、ピンと来ないものがあるが、名前を聞いたことある有名な漫画家が、貸本漫画をステップとして育ったのだな。
貸本屋の道具も興味深い。昔の図書館みたいなシステムで、管理していたのか。
熊本県内の貸本屋マップがおもしろい。かつては、かなりの密度で貸本屋が存在した。存続期間が重なっていない可能性もあるが。戦前に市街化していた地域には、一校区あたり複数の貸本屋が営業していたようだ。
そこから、米沢嘉博をはじめとする漫画関係の評論家たちが育っていった。
1960年代から70年代の同人誌が興味深い。