瀬尾つかさ『双剣使いの封呪結界 1-2』

 異世界に召喚され「勇者」として異世界を救った人々が、帰還すると、今度は東京が黒い霧に覆われ、異世界と繋がってしまっていた。改めて、東京を解放するために、戦う破目になる元勇者たち。その中で、別行動をとり、恋人であった久遠を蘇らせるべく時空石を集めようとする主人公、一輝たち一行は、謎の敵と戦うことになる。
 よく考えると、2巻で良い感じに終わったなあ。とりあえず、地球を含む複数世界をぶっ壊して、時空石を生成しようとする陰謀は阻止に成功する。物語の中で、久遠クローンを倒す意味が、よくわからないな。どういう役割で、あちこちの世界に出現していたのか。魔法潜水艦戦は、大変よいものであったが。
 2巻のクーデタからの、主人公の追い詰められっぷりが良い。


 とりあえず、理沙とかなたの友情がいいねえ。というか、ひたすら騒がしい理沙というキャラが良い。