石塚千尋『ふらいんぐうぃっち 7』

 前巻とずいぶん間があいたなと思ったら、年に一度の刊行ペースか。


 青森で、見習い魔女がスローライフを送るお話。今回は、犬養さんの魔法を元に戻す話がメインかな。崖を一つ抉ったり、南極から10万年前のアイスコアをもらってきたり。つーか、上げちゃうと、もう一度ボーリングやり直しで、めちゃくちゃ金がかかりそうだが…
 で、やっと作った魔法の解除薬、懐いていた甥っ子が別人だとパニックを起こすので、変身を解除できなくなったという。当面、犬養さんは、昼間は犬っぽい姿から逃れられないのかw
 展開が、楽しい。


 あとは、マンドレイクを植えて、それに魔法でできた灰を肥料としてかけたら、なにやら動き回るマンドレイクが登場。そこはかとなくキモカワイイ。今後も、出てくるのかな。
 一気に、酔いがさめる薬、良いのか悪いのか。さっと抜けるのは楽で良いけど、良い気分の時には落差が大きそうだw
 魔女の秘密を守るための脱兎ルールがエグい。マスコミ関係者が核心に迫ると、なにやらアクシデントで取材続行できなくなる。大熊さんが、ご苦労様としか。