川口士『黒獅子城奇譚』

[日記]

 買い物アンド初詣。
 コミケ新刊を、予定外に買い込んでしまう。今年は、イラスト集に目が行くモードか。あとは、年始のラノベ新刊を確保したり。いくつか、雑誌類空振りは、まだ、運送関係に問題があるってことなのかねえ。
 ここのところ、新書を買いまくっているけど、今回は見送り。


 そういえば、毎年、正月飾りについている稲が、あっという間にスズメか何かに食べられるのだが、玄関前に止めている自転車を止まり木にするのが困りもの。糞さえしなければ、どうでもいい話だが、サドルやハンドルに糞がついているとねえ。自転車にカバーかけないと。といいつつ、毎年忘れているような気がする。
 鳥の糞と言えば、通町筋の街路樹が切られた影響か、水道町交差点だの、銀座通りと電車通りの交差点あたりに、鳥の糞が目立つな。こんなにひどかったっけといった感じに、べったりと地面が汚れているのだが、渡り鳥か何かが集っているのだろうか。

[読書]川口士『黒獅子城奇譚』

黒獅子城奇譚 (ダッシュエックス文庫)

黒獅子城奇譚 (ダッシュエックス文庫)

 リューさん、エロいです。


 なかなかおもしろかった。一気に読了。ファンタジー世界で、館もののミステリー。ファンタジー世界だけに、人間だけじゃなかったw


 野盗にさらわれた妹を探し求める遊歴の騎士グレンスタードと、家族を殺した仇を追い求める魔術師リューディアは、雷雨に襲われて、黒獅子城と呼ばれる廃城に逃げ込む。そこには、騎士四人、商人の一家、吟遊詩人、町娘といった先客が逃げ込んでいた。それぞれ、分かれて、夜を過ごそうとする一同。しかし、老齢の騎士タングレーが殺害されたことから、よそ者で疑われやすいグレンとリューは、率先して犯人探しを行うことに。


 ほとんど全員に、後ろ暗いところがあったわけね。グレンとリューにしても、当地では蛇蝎のように嫌われる魔術師とその連れなわけで。
 探偵も、警察もいないから、最終的に、犯人を自力で何とかしなくてはいけなくなる。種明かし近辺は、ちょっとバタバタ感があったかなあ。
 外から魔物は入ってくるだの、姿が見えない存在はいるだのは、ファンタジーらしい変奏で、おもしろい。