有馬『はんどすたんど! 1』

 再読。調子悪い時にも、楽しく読める作品。
 こうして読み返すと、1巻のななみは、まだ、大人しかったんだな。後の方では、流れるように奇行を繰り返すが、序盤は、そうでもない。と言うか、ツッコミ役もやっている。


 一般人の目線も兼ねる、運動音痴のいちごガール。経験者で、一同の案内役のゆか。いちごの親友で、めちゃくちゃネガティブ思考のひなた。そして、ひっかき回す役のななみ。キャラのバランスが、いいなあ。
 ゆかは、緊張しいで、本番になるとネガティブ暴走を始めるし。
 それぞれのキャラの暴走ポイントが、はっきりしているのが、よい。


 1巻では、6話の平均台をテレビショッピング風に紹介するシーンが印象的。
 あと、10話、11話の高体連本番と、その反省会。ゆかちーの緊張暴走と失敗談。ななみのダバダバ走りや平均台から落ちるときの歌舞伎のような仕草。あと、表情が笑う