高坂曇天『たべたいざかり』

 おバカ系エロマンガ。なんかすごくひねりをきかせたシチュエーションが多い。けど、シチュエーション重視派としては、脳みそがついていかないw


 とりあえず、冒頭の作品、噛みつき娘がヒロインの「はにかみかみんぐあうと」が一番普通かな。理屈っぽい男とおバカ娘のカップル。まあ、女の子のほうが噛みつきたくなる気持ちも分かる。
 あとは、妖艶な女将がいるというネットの噂を聞いて寂れた温泉宿を訪れた主人公が、その後を継いだミニ女将ちゃんに性的サービスを受けてしまう「女将ちゃんと遊ぼう!」は割といいかな。互いに攻め合う感じか。


 一方で、ネタに体がついていかなかった感があるのが、「その玉…詰んでますよ?」。将棋の対局の途中、相手の女性の色仕掛け攻撃に遭うお話。注目されるプロなのに、対局相手を堂々とセックスに巻き込んでいいのかw ギャラリーがいるだろうw
 つーか、いつの間に将棋やってたんだろうw


 備え付け女子なる全裸の女性が部屋に備え付けられている「備え付けの少女ちゃん」。この娘、家電なの、人間なの。個人的には、部屋から出られない、狭いところに閉じ込められた女性というシチュエーションには燃えるものがあるが、そういう方向に行かなかったのが残念で。