はりかも『うらら迷路帖 4』

うらら迷路帖 (4) (まんがタイムKRコミックス)

うらら迷路帖 (4) (まんがタイムKRコミックス)

 九占塾での生活編。サボりがちな椿先生の授業を受けたり、合宿に行ったり。
 やはり紺ちゃんが、かわいいな。合宿がたのしみで眠れなかったり、仮装したり、委員長決めで負けず嫌いなところを見せたり。あとは、椿先生の花占いで、千夜との相性が最悪という結果が出て動揺しまくるあたりとか。


 先まで読んでしまうと、学生名簿の黒塗りになったページとか、佐久隊長が警ら隊に転職したきっかけの「うらら失踪事件」があんまりシャレになってないような。千夜の母親が、周囲の人の記憶から消えていったように、失踪したうららも、記憶から消えていったんじゃなかろうか。それで、もともといないことになった。


 ラストは、くろう占いを再現できないと悩む千夜を見て、臣が夢占いをやってみないかと提案するエピソード。全裸で一緒に寝るというのがエロいです。
 千夜の千里眼の力は、自分自身で起動するには、まだ負担が大きいのか。仮想くろうによる起動では、一瞬しか維持できなかった。外部から、くろうの力を借りることによって、可能になっていた訳か。
 そして、夢さぐりの術もめちゃくちゃ負担が大きくて、肝心なところで力尽きる。
 紺と千夜の絆も、いいなあ。