原悠衣『きんいろモザイク 10』

 夏休み後半から秋にかけて。それぞれ、自らの進路を決めていく。アリスと忍は、イギリスの大学へ進学希望。一方、カレンは、アリスを追っかけるのをやめて、日本でやりたいことをやるべく、綾たちが進学する大学を志望することに。
 忍とカレンは、集中力だけは無駄にあるから、陽子が一番危ないんじゃなかろうか…


 一方で、イベントも盛りだくさん。文化祭を頂点に、勇に彼氏疑惑とか、穂乃花ちゃんちにカレンが泊まりに行くイベントとか。
 アリスと綾がツインテールの髪型チェンジ失敗二度目。夏休みデビュー失敗で、目指せ大学デビューw
 アリスマムとシノマムの出会いのエピソードもいいなあ。アリスマムの納豆嫌いの原因判明。
 まじょっ子ぷりずむのコラボカフェに弟妹を連れて行く陽子と香奈。この組み合わせは珍しいな。そして、圧倒的ボケ不足。最終的に、穂乃花だの、綾だのが登場して、満たされるわけだけどw


 そして、高校最後の文化祭。この時期に演劇でクラス参加とか、余裕だなあ。シノたちのクラスは、アリスを主役に、竹取物語モチーフの劇。脚本の忍、みんなの要望を調整するのに苦労する。最終的に、いろいろ飛び入りも含めて大団円。
 一方、カレンたちのクラスは、カレンをモチーフとしたカレン喫茶。カレンは、本当に勝ち組だなあw


 巻末の書き下ろしは、4コマではない形。タイムカプセルのために、未来の自分に手紙を書くが、結局、カレンが我慢できずにその場で読むことに。忍が、真面目なことを書いている驚き。あと、久世橋先生と烏丸先生のタイムカプセル発掘。久世橋先生の黒歴史が解放されてしまったw