絵画に深い興味を持ち、中国絵画をコレクションすると同時に、自らも絵筆を取り、多くの画家に絵画の作成を依頼した、8代藩主、細川斉茲に関わる事物の展示。
斉茲の近しい親族の肖像画、斉茲自身の作品、制作させた絵画など。
斉茲については、中国絵画を集めたと良く出てくるが、彼が集めたコレクションを見たい。18世紀後半から19世紀初頭にかけて、大名家がどのような絵画を収集できたのか。それらの中国絵画を手本として、福田太華のような画家が巣立っていったわけだし。
それとも、その後、価値なしと言うことで処分されちゃったのだろうか。
「領内名勝図巻」は近年、盛んに紹介されるようになったが、斉茲さん、領外に家臣を派遣して「全国名勝図巻」なんてのを描かせていたり、富士登山を行った杉谷行直に富士山の図を描かせた「富士登山図巻」なんてのを描かせているのだな。前者、けっこうお金かかっていそうだけど。
倹約とかと、あんまり縁が無い人だったのか。この程度なら、端金だったのか。
谷文晁の絵か。某番組だと偽物盛りだくさんだけど、同時代直接依頼だと、信用性が全然違うなw