熊本博物館「世界の昆虫」展

 寄贈を受けた、熊本在住の昆虫コレクターの「三宅純男コレクション」の海外標本の展示と、昆虫写真家栗林慧氏の写真の展示。
 整理された標本をみると、集めることよりも、維持管理の手間に思考がいってしまうなあ。あと、標本箱に、ワシントン条約の前か当該国から輸出許可を得たというラベルが貼ってあって、時代だなあ、と。
 標本は蝶と甲虫がメイン。写真撮影可だったので、いろいろと撮ってみた。




 モルフォ蝶って、名前は聞いていたけど、金属光沢みたいな羽の色が美しい。コレクターに乱獲されそうな蝶だなあ。写真ではいまいち分からないけど。




 甲虫室では、でかい昆虫をパシャパシャと。カナブンみたいな色のカブトムシがいるのだな。あと、でかいカブトムシがでかい。ヘラクレスオオカブトは、全長はともかくとして、割と細めだなあ。体積とか、重さで言うと、ゾウカブトの眷属のほうが大きいのか。あと、かなり細かく属が分類されているのだなあとか、蝶も、カブトムシも、世界中に広がっているのだなあとか。
 こういうのが飛んできたら、パニックになりそうだなあ。自転車に乗ってると、たまに虫と衝突するけど、なかなか痛いんだよね。









 栗林慧氏の写真も興味深い。細かい昆虫を撮影するために、さまざまな機材を開発。自動撮影装置とか、拡大用レンズとか。やっぱり、小さくて素早いものは、そうでもしないと撮れないのか。
 あと、テレビ番組か何かを上映していたが、蟻の巣を観察するために、横にでかい穴を掘ってるのがすごい。