しづみつるぎ『ドイツ陸軍の特殊装甲車』

 新刊その4。
 Sd.Kfz250系列の装甲ハーフトラックを中心に、マウルティアシリーズに、RSOに、フィールドキッチンに。割と地味な車両の紹介が多いのが好みなので購入。フィールドキッチンとか、良いよなあ。


 Sd.Kfz250シリーズ、個人的にはタミヤの模型を見て育ったので「ハノマーク」と言いたくなるがw
 やっぱりかっこいいよなあ。しかし、それだけ、生産性が悪そうな車でもある。結局、数が足りなかったのだから、失敗感はあるなあ。でも、トラック改造のモウルティア系も、同じくらいしか生産されていないのだよな。
 歩兵戦闘車ってのは、基本的には銃弾とさく裂した砲弾の破片が防げれば、だいたいモノになるイメージだな。頼りない装甲に見えるけど、それで十分だったと。対戦車砲は先に見つけてやっつけるのかね。


 しかし、ハーフトラックに、モウルティアに、RSOにと、ドイツ軍はロシアの泥濘に本当に苦しんだのだなあ。