太平洋横断ケーブル 東京シネマ製作 - YouTube


太平洋横断ケーブル 東京シネマ製作
 1964年の映像。まだ、交換手が手動でやってた時代、テレグラフに電報が現役の時代かあ。海底ケーブルも、光ファイバーではなく銅線の時代なのかな。
 短波の電波塔がすごい。そして、周波数が一杯になったから、海底ケーブルが重視されるようになった時代か。


 海底の測量は、精度はともかくとして原理が今に通じるものがあるな。現在は、GPSにマルチビームソナーなのが、ロランに普通のソナーなわけか。船が、いかにも、20世紀半ばって感じだ。そして、現在位置の正確な特定は人間の測定か…
 この時代の最新鋭装備が自動交換機なのね。


 中継器のアナログ感がたまらなく良い。しかし、苦労して敷設する海底ケーブル、電話回線にして128回線分しか送れないのか。隔世の感があるなあ。


 陸上への引き上げ作業が興味深い。米軍払い下げの揚陸艇っぽい作業船で引っ張っていく。波浪で岸に近づけなかったため、櫂をつかった手こぎ船で地上からケーブルを連絡。引っ張って引き上げ。ケーブルの接続作業は、銅の伝導体を溶接とか、ポリエチレンの絶縁体をその場で溶着したり。


 1962年の社長は渋沢敬三か。民俗学系のイメージのほうが強いが、経済人としての姿。


 しかし、船だの、自動車だのがレトロで良いなあ。