荷役はかわる 通運のパレット作業(1958)|物流アーカイブズ|日本通運 - YouTube


荷役はかわる 通運のパレット作業(1958)|物流アーカイブズ|日本通運
 オート三輪がいっぱいいるのが時代だなあ。


 「コンテナ革命」以前の姿。荷役がバラ積みからユニット化していく過渡期の姿。トラックや貨車にバラで積んでいくのが非効率的だなあ、と現代の目からは感じる。それでも、人間がえっちらおっちら運ぶよりは効率化が進んだということか。
 貨車に積み込むときも、パレットごと積み込めば良さそうなものだけど、と思ったらパレット専用貨車が出現。箱だの、梱包した荷物を人手でえっちらおっちら動かす時代がもうすぐ終わるところ。
 とは言え、コンテナもそうだけど、規格化した容器にあらかじめ詰めて送り出す方式は、末端の荷主から各輸送機関、各ターミナル、全部のインフラをそれにあわせる必要があるから大変なんだよなあ。


 いまや、ベルトコンベアでだーっと仕分けられて、目的地ごとにパッキングされるのだけど、本当に隔世の感がある。この時代だと、ハンドリフトでパレットを動かすようになるのが大進歩なのか。貨車からは、手作業でパレットに乗せ直す必要がある。
 飛行機だと、パレットというか、飛行機用コンテナを内部で移動できるようにローラーが整備されていたりする。あれ便利そうなのにと思ったら、もう、その萌芽的な工夫が各所で見られるのがおもしろい。トラックにローラーコンベアを積みつけたり、原始的なのだと鉄板張って、水で滑らせる。


 あと、昔は、荷物のラッシングやってなかったんだな。荷物が落っこちたり、破損したりする可能性が高そう。紙の輸送では、かなりがっちり固縛がなされていたりするけど。酒瓶を詰めた木枠なんか、不安定そうなのに、けっこう無造作に積みつけてるな。たまに、倒してバリーンと行きそう。


 オート三輪のトレーラーとか、藁で梱包された機械部品とか、炭が俵に詰めて出荷されてきたり、製紙工場の梱包が手作業だったり、時代が見えるのもおもしろい。