いや、今回は熱いな。
冥界に落とす作戦を決行するためには、準備時間が必要。しかし、容赦なく動き出すティアマト。身を賭して、時間を稼ぎ出そうとする藤丸たち一同。しかし…
前半は、決戦を前にした夜のエピソード。Aパートがゆっくりで、Bパートに急展開という演出が多いな。
ギルガメシュの千里眼では、ティアマトの復活と戦いにより、本人しか生き残っていなかった。しかし、藤丸たちの介入によって、それが500人になった。藤丸とマシュを励ますエピソード。そして、思い思いに夜を過ごす。
一夜明けて、決戦の日。少数でも、人間が生き延びれば勝利で、人類の歴史は引き継がれる。ギルガメシュの演説とその直前のシドゥリさんへの別れが印象深し。
ここから、ずっとテンションマックス。
ティアマト神の移動を支える黒い泥を除去するべく、ケツァルコアトルの宝具、エリドゥの祭壇にあった太陽石で焼き払う作戦。しかし、それには、ラフムの群れを突破し、接近、さらに戦闘力で劣る藤丸が近くにとどまる必要があるというリスクの高いものであった。
多数の飛行ラフムとの空戦、さらに、黒牛若も再び登場。ピンチに陥る。と、そこに、ウルクを去った常陸坊が登場。「自由な風のごときあなた様が怒りにとらわれるなど、拙僧はとても耐えられません」がかっこいいなあ。
時間が足りない状況で、藤丸はラフムの群れの中央突破を試みる。連動しないそれは、牛若の足かせにもなり得る。
中央突破の後は、ケツァルコアトルの黒泥焼き払い。常陸坊の死を前提にした護衛で、それは発動する。「まことに、臆病者の貴様らしからぬ蛮勇だぞ、常陸坊」のセリフが。最後の最後で常陸坊かっこよすぎる。
しかし、足止めに成功したと思ったら、ティアマトは飛行形態への変態を始める。ホント、この作品、一番底二番底と、落としてくるなあ。
冥界に落とす作戦ごと破綻しかねない状況に、ケツァルコアトルの決死攻撃。すべての枷を解いての、「ウル ティモ・トペ・パターダ」。さらに、藤丸の令呪発動。しかし、それでも、届かない。
敗北瀬戸際の状況でも諦めない藤丸。ティアマトの損傷箇所が突破口になるかもしれないとドクターロマンに支持を飛ばし、魔力供給で体ボロボロの状況でも前に出ようとする。と、そこにゴルゴーン登場。彼女は敵か味方か。
そういえば、最終的にキングゥは、どう動くのか。
ギルガメシュから聖杯を与えられて、体の崩壊は防げるようになったものの。ギルガメシュが、キングゥを気にかけるのは、親友の双子の弟みたいな認識なのかねえ。グレて、喧嘩売ってきたけど。
自らの意志を選ぶ知性を与えられていないといっても、それはエルキドゥも一緒だったんだろうしなあ。
今週のイシュタル女神。