有馬『はんどすたんど! 1-3』

 芳文社のセールで話題になったからか、ここにもアクセスがあって、改めて読み返したくなった本。やっぱり面白いわ。これを3巻で終わらせた、きららMAX編集部をいまだに許していない。


 新しく発足した体操部に集った少女達の一年。
 奇行と行動力に富むななみ、ツッコミ役の運動音痴少女いちごガール、ネガティブ思考のひなた、唯一の経験者で居眠りと緊張しいが特徴のゆかの4人組。基本は、ななみが変な言動をやって、いちごがツッコムパターンだけど、大会になるとゆかが緊張して暴走。あるいは、ひなたがネガティブ妄想で暴走などなど、基本的にボケとツッコミが自由に入れ替わりながらギャグを作っているのが良い。特に、ゆかがボケるときは、普段が常識人だけにインパクトが強い。
 そして、普段ツッコミ役のいちごが暴走側に同調してしまうと、なんか変なことにw


 一方で、ちゃんと部活物の側面もやっていて、ランニングや柔軟などの練習光景もなかなかキツそうだったり、徐々に上手になっていったり、時間と成長の流れが見えるのが良い。最初の高体連では散々な競技を見せた一同が、秋の新人戦、そして新年の市民大会と、徐々に形になっていく。
 大会のたびに「ふかしイモ」だの、「いい雰囲気の会」だの、「パッとしない床演技トリオ」とか、変なノリをぶっ込んでくるのが面白い。なんとなく、ハイになってる感じもあって。


 ななみの奇行。なんか、いつも変なノリなのが楽しい。そして、彼女の行動力が無かったら、体操部は出来ていなかった。




 高体連を含め、失敗したときの○○目が好きw









 ゆかの寝ぼけモードがかわいいのだがw




 ネガティブ少女ひなたちゃん。私服がガーリーでかわいい。