鳥羽徹『天才王子の赤字国家再生術5:そうだ、売国しよう』

 今回は西側。マーデンを併合し、東側からの商品の中継・デッドコピー売却で好景気に沸くナトラ。ウェインは、さらなる経済的利得のため、不凍港を求めて、ソルジェスト王国との同盟を画策する。折良く、ソルジェスト王グリュエールから式典に招待され、飛びつくウェイン。しかし、それは貪欲王グリュエールが、強大な敵と「遊ぶ」ための罠でしかなかった。
 外来製品の流入によってナトラと関係が悪化していた、隣国デルーニオ王国と密かに同盟を結んだグリュエール。デルーニオが領土問題で宣戦布告とすると同時に、ナトラに進軍する。
 ウェインは、持久戦にもち込みつつ、デルーニオと交渉。ナトラの全国民難民化で押しかけるという脅しと、ナトラから輸出されている黄色い染料が毒であるというはったりで、デルーニオに同盟破棄させ、出兵させることに成功。自身を囮として、グリュエールを捕らえることに成功する。なかなか、無茶な脅しだなあ。つーか、80万人の難民とか、現代でも大混乱だな。


 最終的に、グリュエールを人質にする形で同盟を結んで、ナトラは不凍港へのアクセスを獲得する。逆に、トルチェイラ王女を押し付けられ、フラーニャちゃんとキャンキャンケンカする関係にw
 なんだかんだ言って、ウェインの周り、女の子が増えてきたな。


 今のところ、単純な野戦では、グリュエールが最強なのかな。ハガルも敵わない、と。肥満で動けなくても、個人技で強い格闘術ってのも、チートだなあ。