師走冬子『あいたま 13』

 ついに完結。
 いろいろと救いのあるラストだったなあ。特にアイちゃんの将来が一番救済されたような気がするw


 学園の新築イベントホールお披露目がメインに進む展開。
 「学園長杯あいたまフェス」ということで、ペアを組んで、競うことに。あいとまに、樹里と蓮、ハミちゃんと雪乃、ひよことバニラ。強制的に、あまり絡まないキャラをカップリング。なんとなく、イベントの準備が進むなか、久米さまと白金バニラの因縁が明らかに。
 いや、ネタキャラかと思ったら、バニラちゃん、ガッツリ絡んできたなあ。かつて、親がアイドルを葬った過去を克服すべく、家との絶縁を決意する。成金お嬢さまキャラ崩壊。そして、葬られたアイドルの関係者だった久米さまも、救われる、と。
 最終的に、ペア対抗試合イベントは、なし崩し的に、オールメンバーのイベントに。ここらの仲の良さが微笑ましい。


 最終話が印象深い。アイちゃんの縮小再生産みたいな娘が入学。同窓会で集まっていたアイたちと出会うことに。「流しのステンレスくらいには」は、まさに初回の繰り返しで、いいなあ。
 しかし、新入生のゆめちゃんには、アイの「天使」に相当する出会いがなかったんだよね…


 しかし、アイちゃん、「変態鼻血学園長」とか噂されてるのか。なんか、すごいヤバいキャラに育っちゃったなあw


 個別エピソードでは、はみちゃんが派手派手キャラにされてしまった167話、ひよこに似合うカラーをめぐって解釈違いが起きる172話あたりが好きかな。
 はみラップにバニラップってw
 あと、わりと、後輩組のリサが、いいキャラ。ひよこ大好きで、ツンデレキャラがデレデレキャラにw