川口士『星図詠のリーナ』

 ちょっと小説が読めるモードなので、過去に読んだ本を召還。萌え伊能ファンタジーと評している人が居たけど、それが印象に残る。
 地図製作を媒介にしつつ、いろいろな人と会っていくお話。


 大陸に覇を唱えつつあるイーデン王国の第五王女にして、地図作りに興味を持ち、お忍びで街に繰り出すおてんば姫の主人公リーナは、父王から港町マジェクの地図調製を指示される。
 特に問題が起きるとも思えない任務。しかし、リーナは旅の途中に、度々襲撃に遭うことになる。その途上で、傭兵のダールと知り合い、人数が減った護衛の代わりとして雇い入れることになる。
 それは、竜に因縁を持つリーナと片腕に竜を宿したダールの出会いだった。


 地図作りで不正がばれてしまうからと王女を暗殺にかかる総督。さらに、王妃同士の確執で暗殺されかかる。それは隣国による国家混乱の策謀でもあり。なかなか、リーナさん大人気ですなあ。
 最後は封印されていた竜が解放されて、大騒ぎに。