中野東図書館の本棚

 ほんと、バカだなあという感想しか出てこない。
 写真を見ても、圧迫感しか感じないというか、むしろ、怖いのだけど。他所の天井まで本棚は比較的開けたスペースに設置されているけど、この細長い吹き抜けを一面全部本棚にするって、窮屈なだけで、天井まで一面本棚デザインの長所を殺しているとしか思えない。本棚と吹き抜け、どっちのデザイン上の長所も殺しているデザイン。
 つーか、倒壊して全部埋めたりしたらシャレにならないな。




 基本的にむやみに高い本棚をデザインしたがる建築側のステレオタイプ思考も、それを受け入れちゃう行政の本棚に関する無理解も、どっちもどうしようもない。呆れる。もう、この手のデザイン、飽きてきた。
 そもそも、開架の場所では本棚はせいぜい大人の背丈ほどが正義。高いところの本は取り出しにくい。高さ2メートルになると、上の方の本は取り出しにくいし、子供やお年寄りの利用のバリアになってしまう。利用を考えるなら、ほどほどの高さというのがある。つまるところ、意志決定をするレベルの人間が本を普段使ってない、図書館業務に無理解ということ。




 なるほど、区長がバカだったのか。



 え、こんな安全帯が必要そうなのが他にもあるのか…