庄司卓『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】 1』

 小説まとめ読みで一気に読もうと取り出したのだけど、2巻の最初の方で止まった。読めなくなるときはピタッと読めなくなるな。


 1993年に富士見ファンタジア文庫から刊行されたシリーズの新装版。
 1000年後の未来(に近似した世界)で、女子高生がノリで宇宙戦艦に乗り込んで宇宙戦争をやるお話。テクノロジーが進みまくって、宇宙戦艦を一人乗り、ついでに次元泡で次元的に乗員を隔離しているので、戦闘艦で切った張ったしてる限りは人が死なない戦争。で、いまやスポーツみたいになっている。
 とはいえ、結局、普通に人死にが出るような戦争をしたい連中もいて。つーか、NESSの「保守派」、フェイクニュースが横行する時代には、あんまりシャレになってないなあ。


 とりあえず、原作で2巻までを収録。一個戦隊4隻の搭乗者が集まるまでのお話。ライバル役?のレッドスナッパーズ、意外と早くから出てたんだな。


 初回のガスジャイアントを恒星化するプラントとか、ある程度以上のエネルギーを受けると大爆発するレーザーフリントとか、舞台装置がいいなあ。


 とりあえず、洋子のキャラが今見ると、なかなかキツいw