kashmir『ぱらのま 1』

 お姉ちゃんのぶらり、電車できまぐれ漫遊記。わりと好きな雰囲気。
 主人公の姉ちゃんが、いきなり電車に飛び乗って、途中下車するお話。駅弁フェアからいきなり電車で富士山の近くに行こうとか、今日は市電に乗りたいとか、香川をうろちょろしたり、江戸から銚子までの水運ルート沿いに電車に乗ったり。けっこうお金がかかりそうだなあ。公共交通機関もそれなりにお金がかかるから、どうも、乗らなくなって…
 東海道新幹線で東京に戻る途中で寄り道、フェリーで伊豆に行って、そのまま4日間ふらふらするの楽しそう。「江戸の旅か」というつっこみが。
 6話の、バスに乗るのも苦労している女の人と道連れになる話が、いいなあ。死んだ母親と幼い頃に行った旅行を追体験しようとする旅か。


 熊本にいると、工場萌えがなかなかできないんだよねえ。4.5話の地図の話とかも興味深い。


 つーか、しょっぱなから青木ヶ原樹海行きの列車とか、異界に引き込まれかけてるのが。