とりあえず、表紙絵のヒストリカさんがいいですね。寒色系。クールビューティ。淡い青系がいい。
男尊女卑の社会で、突き抜けた才女であったがために婚約破棄されてしまったヒストリカ。しかし、その夜会で倒れた男性を介抱したことから、新たに公爵であるテルセロナ家から縁談が持ち込まれる。
出過ぎたと婚約破棄されたヒストリカは、一歩引いて婚約者を立てようと思っていたが、仕事のストレスから過労、不眠でボロボロになっていた公爵様を見て、生活改善に奔走することになる。仕事を中断させて、胃に優しい食事を工夫し、散歩をさせたり。まあ、自律神経系が逝ってる場合、こんなに即効性はないと思うけど、そこはファンタジーだしな。
公爵様は献身的に生活改善をはかってくるヒストリカに惹かれはじめ、ヒストリカのほうも生活に口出しする彼女を疎むこともなく受け入れてくれる公爵様に惹かれ始めて。まあ、最初から添い寝しているあたりで、互いに好意的なんだよなあ。
ヒストリカの生まれて初めての誕生日会で、心を開く一つの契機になる。
というか、ヒストリカの親が完全に毒親だよな。教育虐待系。しかも、ヒストリカが自分の希望を表明すると、拒絶するという。あとで、どういうざまぁがあるか楽しみ。
そして、元婚約者のほうも、なにやら自滅に向けて策動を始めて。
続きがめちゃくちゃ気になる。