2冊目。反魂の術で死にかけの少女に憑依させられたバトルジャンキーは、令嬢のふりをして早1年半。6歳になって、王都の学園に入学することになる。
そこで、同じくマジックビジョンに出演している同年代の王女ヒルデントーラや令嬢レリアレッドと出会い、友誼を深めていく。マジックビジョンの影響力を利用して、覇権を握ろうとする王女さまかあ。それに協力を求められるニア。リストン家の経済破綻を避けるためにも、マジックビジョンの普及は急務なので、一も二もなく協力することに。
で、学校の新入行事をこなしながら、キャンキャン噛みついてくるレリアレッドをいなす生活。それに、マジックビジョンの撮影が入って、なかなか忙しい。
とりあえず、普及政策として、学園の生徒たちを参加させる番組、学園武道大会の企画が成功して、学園の保護者を中心に新規成約があったり。あるいは、互いのチャンネルに、飛び込み出演したり。
一方、ニアの楽しみである強い奴に出会うというのは、なかなか骨がある奴がいなくて。レリアレッドに誘われて学園内の天破流道場を覗くが期待外れ。むしろ、メイドのリノキスに一蹴される。
そんな中、闇闘技場の存在を知ったニアは、どうしても潜り込みたいと策を弄することに。リノキスを撒いて、天破流道場の師範代代理ガンドルフを保護者代わりに仕立てて、潜り込むことに。自身の出場は断念。
それほひっそり監視していたリノキスは、自身が出場することでニアの護衛を全うしようとする。ニアに鍛えられた彼女は快進撃を見せるが、剣鬼の異名をもつアスマ・ヒノキに腕を切られて大ピンチ。そこにニアが乱入して、アスマが持つ魔剣の存在を喝破、退けて、リノキスを治療して事なきを得る。
最終的に、闇闘技場の主催者の追っ手を「説得」して後退させ、質の悪い方の魔剣を持ち出したアスマを倒して、日常へ。
リノキスの行為をみて反省して、ここからはあんまり無茶はしなくなるな。
そして、夏休みに。