松浦晋也『スペースシャトルの落日』

スペースシャトルの落日~失われた24年間の真実~

スペースシャトルの問題点とその影響を指摘し、自立的な宇宙開発の研究の必要性を主張する。すらすら読めて、分かりやすい。がその分、迫力不足の感も。
今まで、スペースシャトルの高い評価を信じていただけに、頭を切り替えるのに苦労する。指摘される問題点は、正鵠を射ていると思うのだが…
有人カプセル「スニーカー」と打ち上げロケット「ピッコロ」が面白そう。数百億円の投資は、ロケットとしては破格に安い。だれか商才のある人間が、ベンチャーでも立ち上げないかな。