石碑

「絹の精」

かつてダイエー、今はイオン熊本中央店のメイン入り口前に設置されている、かつての熊本製糸工場を記念するモニュメント。大煙突跡とならんで、かつて、ここの大きな製糸工場があったよすがを残す。 前々から知っていたけど、ここ自転車置き場状態で碑文の撮…

岩下雄二句碑

こちらも、健軍神社楼門向かいの石碑群の一つ。 俳句そのものはすぐに読めるのだけど、左の解説文がつやつや石で逆に読みにくくてなあ。今回、読解に成功したので、掲載。 石碑正面 早春の雲は流るる形せり ゆう二 石碑裏面 風花熊本支部 昭和五十五年六月十…

寺坂章太郎「頌徳碑」

健軍神社の楼門の斜め向かいに、複数の石碑が建てられているうちの一つ。明治から大正にかけて、健軍村の村長や村、郡、県議会の議員を歴任した人物の頌徳碑。神風連の乱に参加して、投獄されたのか。 この手の長文の碑文は大変。 寺坂章太郎君は父は肥後藩…

下津久礼日吉神社鳥居脇石灯籠上の狛犬

道路に面した鳥居の横の石灯籠の屋根の上に置かれている狛犬。石灯籠の部品的には「玉」になるのかな。 こういうちっちゃいのもかわいい。 石灯籠柱右面 御即位紀念 石灯籠柱裏面 大正四年十一月十日

神殿改修記念碑

碑文が達筆すぎて全然読めないけど、ほっとくとそのままになりそうなので。 社殿の向かって右手側に建てられている石碑。横の碑文などからする限り、神殿や境内の改修を行った記念碑のようだ。 左面の寄付者名簿は省略。 石碑正面 神殿○○改修記念碑 石碑右面…

下津久礼日吉神社の狛犬

熊本の狛犬としては、尻尾が控え目かな? 大正四年奉納ということは、大正天皇の即位記念で奉納されたことになるのかな。 台座上段 御即位記念 台座裏面 大正四年 奉納 十一月十日 台座下段 瑞穂講同志会 年齢順 米村安次郎 山本林次郎 梅原慶蔵 藤田伊三衛 …

「馬の神」碑

下津久礼日吉神社の登り口横にある石碑というか、祠。正面に御幣が立ててあるので、なにか分からなかったけど、横から覗くと、「馬の神」との文字が。 年紀などの情報は無かったけど、全体的にそれほど古くない感じかなあ。それでも、農耕馬が使われていた高…

島崎の板碑、石灯籠残欠群

叢桂園の道向かい、川を挟んだ対岸側の斜面を登る階段の途中に、なにやらお堂みたいなものがあるので、登ってみた。板碑が1点、石仏2点、他に石灯籠の残欠が複数、置かれていた。 どういう経緯でここにあるのかわからないけど、お寺か神社がかつてあったのか…

「道路改修記念碑」

鹿帰瀬天満宮の境内、道路際に建っている石碑。 裏側にも回ってみたけど、いつ、どのような経緯で建てられたかの手がかりがまったくなかった。年紀も、碑文も見当たらず。

安達謙蔵銅像

三賢堂の敷地内に建つ安達謙蔵の銅像。 とりあえず、台座の「安達謙蔵翁」の銘文が篆刻で、安達の部分が全然読めなかった。あの文字で「安」を連想するのは無理。ネットで篆刻の安を検索して、「関」みたいな文字が「安」の字であることを知った。 あと、下…

高浜虚子句碑

釣耕園の敷地内に建てられている句碑。文学碑系で読めない時の最終兵器、『熊本の文学碑』でカンニング。変体仮名、ガイドがあると、ああなる程となるけどなあ。 碑面一面に、文字が散らしてあるのが雅ですな。 釣耕園ないし、その所有者の續家で詠まれた句…

津久礼の神社三ヵ所+1

17日に回った津久礼の窪田八幡宮、下津久礼日吉神社、今石神社と、川を渡った対岸の鹿帰瀬天満宮について、石灯籠などの石造物を中心に。津久礼って、行ったことなかったのか。 神社の姿と、石灯籠類のメモ。 窪田八幡宮 県道138号辛川鹿本線が白川の河岸段…

津久礼の猿田彦

白川の段丘崖に貼り付くように立地する津久礼集落の、もともとは中心道路?、現在は自動車用の道路から一本入った道の突き当たりにある猿田彦碑。ここも塞ノ神的な位置っぽい。 碑面が「猿田彦大明神」になっているのが特徴。 あと、年紀が入っているのもう…

「三宝大荒神」碑

弓削町の山尻集落?の中にある石碑。馬場楠井手沿いの道路から一段下がったところにある。これ、西から東に向かって移動している時は絶対に見つけられない場所だな。西に走っていたところで、ちらっと見えて、気になったので、降りてみたら遭遇。 これも、「…

「三里木跡」碑

三里木駅前の植え込みの中に立っている石碑。江戸時代の豊後街道の三里木があった場所を示す石碑。一里木、二里木に続いて、石碑が建っている。 碑文の下半分が植木に埋まって見えない。 石碑下部(○は葉に隠れて見えない部分) 三里木跡は、熊本城(札の辻…

「飛翔」

菊陽杉並木公園さんさんのふれあい広場入り口に設置されているモニュメント。ここ、やたらと広い公園だなあ。 台座には「飛翔」とだけ刻んであって、作者や設置年は不詳。問い合わせればわかるだろうけど。 そういえば、反対側の写真も撮っとくべきだった。

移転した内藤濯文学碑

こども本の森建設で移動を余儀なくされた「星の王子さま内藤濯文学碑」、工事の初期に県立図書館正面入口の側に移されていたのは気付いていたけど、ここが正式な設置場所なのか。まあ、人の目に触れる機会は増えるのかなあ。

「六二六水難犠牲者追悼供養碑」

白川橋から北に少し入ったところに、見覚えのない石碑があったので近づいてみた。ここは何度か通った事あるルート何になんで知らなかったんだろうと思ったら、かつては高い生け垣で見えなくなっていたのだな。これも、「自然災害伝承碑」の一つと言って良い…

赤十字百周年記念モニュメント

ジェーンズ邸の敷地内、向かって右手にある金属製モニュメント。碑文を見ると日本赤十字100周年の記念のモニュメントの模様。 銘板 愛の手とこしえに 銘板裏側 日本の赤十字活動は、1877年(明治10年)西南の役 の際 熊本の地において敵と味方の別なく負傷者…

高橋西神社「戦没者慰霊碑」

比較的最近建てられた、戦争碑。高橋西神社境内に建てられている。 台座正面 大東亜戦争戦没者名 大島 藪幸 水上 清次 吉田 春喜 松岡 義明 大嶋 茂人 山口 夏雄 工藤兼次郞 田村 勝 坂田 武雄 田尻彌四郎 内野 幹雄 吉岡 昇 松岡 昇 津川 末喜 宮原 久治 髙…

「下代菅原神社玉垣新設記念碑」

こちらも、平成の頭頃に行われた整備工事の一環で建てられたもののようだ。 石碑正面 下代菅原神社 玉垣新設記念碑 平成四年六月吉日 石碑裏面 下代菅原神社氏子中 東組 加治屋組 下長栄松 西村 愿 古川末喜 中村光雄 古川豊喜 中村幸一 古川義継 内山正美 …

「下代菅原神社新築記念碑」

黒い石に白い文字だと読みやすくていいな。経年劣化で白が剥離したら、マジで読めなくなりそうだけど… 1994-5年に、神社の施設を大整備した時の記念碑。 石碑正面 (下代菅原神社新築) 記念碑 台座正面 神社の由来 下代菅原神社は、室町時代宝徳二年(西暦…

上代阿蘇神社の猿田彦

しめ縄の存在感。 明治19年設置の紀年銘あり。旧神官とか、関わっている人が興味深い。「権中講義」というのは明治初年に設置された「教導職」というのの階級だそうだ。 石碑左面 明治十九丙戌年九月吉日奉納 肥後国飽田郡上代村氏子中 川内村大森太八 世話 …

大塘八幡宮の猿田彦

驚異のダブル猿田彦。防御は完璧だ。塞ノ神的な役割があると言うしね。 特に年紀などは見当たらず。

高橋西神社の猿田彦

鳥居脇のけっこう目立つ位置にある。裏に碑文が書かれているのは珍しいが、生け垣になっていて近づけず。大正10年代の年紀が彫られている。「当神社大修築紀念」と、記念碑を兼ねたもののようだ。

石神八幡宮の猿田彦

境内に建つ猿田彦大神碑。猿田彦としては、ちょっと変わったかたちをしているかな。

上代阿蘇神社の狛犬

整った形の狛犬。 台座裏面 上 大正十四年四月吉日 代 村 松永松次郎

下代菅原神社の狛犬

こまやん。 台座裏面 平成四年七月吉日 古川 末喜 仝 ハツミ

大塘八幡宮の狛犬

丸っこくて、顔がでかい作例。 台座には「昭和七年十一月吉日」と彫られている。施主の名前は読み取れず。一村さん?

高橋西神社の狛犬

ちょっと物陰になってる。 尻尾の中心のつむじが特色か。 台座の碑文が読み取れないけど、「紀元二千六百年」とあるので、昭和13年ごろに、設置されたものだろう。このあたりの時期の石造物、けっこう多い。