松居竜五他『達人たちの大英博物館』

達人たちの大英博物館 (講談社選書メチエ)

達人たちの大英博物館 (講談社選書メチエ)

人物を中心に、大英博物館の歴史を描いた本。ヴィクトリア朝時代が中心。スパスパと楽に読める。
「改革者パニッツィ」など、内部の職員とその関係者が描かれる。人のつながり。
あと、第3章に大英博物館と関わった日本人が、南方熊楠を中心に描かれる。ここがなかなか面白い。詐欺師プリンス片岡が興味深い。
著者の1人、松居氏はシャーロキアンなのな。