「村中彦熊先生顕彰碑」

 琴平神社と白山通の中間にある、狭い敷地に立っている記念碑。お堂の裏側にある。本体コンクリで、碑文は漆喰か何かに刻んでいるようだ。経年劣化で碑文が剥離しつつあり、下の方はかびていて読めない。




石碑裏面

村中○○○は明治元年熊本市春竹村に生○志学に○○○○○○○○○
○○○○○生駒棠里に受く十八年初めて職を春竹小学校に○○○○○○
年山本郡豊田校に転せりが朞年ならずして復り精励恪勤三十年○○○○
進し三十六年に至る前後十有余年間その薫陶を蒙る者実に一千に○○○
飽田南部春竹の両校を経て大正五年教壇を去る尋いて推されて春日○○
となり数年にして同町の熊本市に併合さるるや市役所に入りて会計係長
に補せられ昭和三年退きて開地に就く尓来或は方面委員として或は琴平
神社氏子総代として力を専ら社会公共のことに尽し老の至るを知らず○
○壮者を凌ぎ徳望郷間に普し茲に当時の春竹校同窓生斉謀りて顕彰の碑
を建て以て師恩を謝し翁の懿徳を永く世に伝へんと云爾
                    後藤祐太郎撰
  昭和九年三月            徳野丁之吉書
               村中先生謝恩会一同建之