ミス・ファーブルの蟲ノ荒園(アルマス・ギヴル) (2) (電撃文庫)
- 作者: 物草純平,藤ちょこ
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/12/10
- メディア: 文庫
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導入の女子校での日常生活の部分で苦労したが、物語が動き出してからは、サクサクと終わりまで。導入が弱いのは、かなり大きな欠点のような。
人を「裸蟲」に変貌させてしまう「魔本」。それを読んだ人物を殺して回る「死神」や十字教の特務部隊との争いに、デート中の慧太郎とクロエは巻き込まれる。そこから、三つ巴のすったもんだに巻き込まれることに。
「救い」とはなにか。自分の正義とはなにかに迷う慧太郎。そして、「蟲」とはなにか。比較的最近現れた存在のはずなのに、なにやらずいぶん古い時代までさかのぼるような話が。このあたり、これから、どう展開していくのだろうか。楽しみ。
しかし、慧太郎、アンリ、クロエ、マルティナと四人、交流が深まっていくけど、破滅の予感しかしないよなあ。マルティナは、「ブリュム・ド・シャルール」の関係者のようだし。どういう思惑で動いているのやら。