講談社現代新書の新デザイン

久しぶりに新書の棚をじっくり眺めてきたが、微妙。今までのデザインを気に入っていた人間からすると、快いものではない。
正直、変わりすぎだと思う。新書の棚まで行って、さっと眺めても講談社現代新書と認識できない。私の知っている現代新書は死んだという感覚である。
背表紙のタイトルはざっと見た限り、そう見難いものではない。しかし、一冊一冊色を変えるのは、たくさん並べたときに雑然としてしまうのではないかと思う。
新デザインの感想で、講談社が新書の編集方針を見失っていると述べているところがあったが、確かにそう思える。少なくとも今と昔で現代新書の内容が変わったように思える。昔の現代新書に近いのは、むしろちくま新書のような気がする。