音楽ソフトの売上が前年比14〜16%減少という報道について(RinRin王国さんから)

きちんと産業分析までやったわけではないが、着メロや二次利用を含めた音楽全体の市場というのは実は微増しているのではないかとも思える節がある。これはここ三年ぐらいずっと感じてきていたことだ。ただ、いままで音楽業界の主力としてやってきた旧来の音楽業界人が新しい音楽ビジネスの環境に適応できないために苦難に陥り、いちはやくニーズに辿り着いたインディーズレーベルや興行主、あるいは着メロ屋が違うビジネスの仕組みを構築して従来の音楽産業のシェアを喰っていっているのだろうと思われる。


もちろん、旧来の音楽ビジネスを手がけてきたところは、株式上場していたり大手資本の傘下にあったりして社会的に声もでかいので、どうしても業界がいかにも縮小しているかのように喧伝して対策してほしいと主張しているのかもしれないが、数字を見ている限り厳然と大手レーベル以外はどこも純増していることを考えるとお前らが悪いとしか言いようがない。

音楽市場全体では微増しているという説の真否は分かりかねるが、大手レーベルが新しい状況に適応できていないのは確かだろうと思う。
JASRACの徴収額が名目上過去最高額になった」そうだし。