村岡健次他『イギリス史3』

イギリス史〈3〉近現代 (世界歴史大系)

イギリス史〈3〉近現代 (世界歴史大系)

 とりあえず、産業革命を扱った第一章だけチェック。基本的な通説を頭に入れる。
 しかし、なんか綿織物業って実際は産業革命の傍流のような気が… むしろ一番資本投入を要した部門をチェックすべきなのか。実際、プロト工業化も植民地貿易も、資本の蓄積という点で重要なのだと思う。プロト工業化に関しては、あとは土地に依存しない人口を拡大し、それが後々、労働力の移動を容易にしたということがあるかも。
 初期の蒸気機関製造がどのように営業されていたか、運河マニア・鉄道マニア時代の運営、鉱業の展開あたりが重要そうな…


文献メモ:
Ph・ディーン『イギリス産業革命分析』社会思想社、1973
W.G.チョロナー『産業革命期の人びと』未来社、1967
E.J.ホブズボーム『市民革命と産業革命:二重革命の時代』岩波書店、1968
湯沢威『イギリス鉄道経営史』日本評論社、1988