「農業土木の歴史遺産で地域活性化:「鼻ぐり井手」生かせ!」『熊日新聞』07.12.12、13面

 加藤清正が引いた馬場楠井手のうちの一部を指す。岩山を切りとおした部分で、土砂の堆積を防ぐために岩盤を残し、直径2メートルほどの水流穴をくり貫いている。加藤清正の土木の巧みさを物語る遺産。
 近年補修・見学台を設けた公園を整備したとか。以前、あのあたりをうろちょろしたときは、山というか藪の中で近づくこともできなかったが、近くよれるなら行ってみようか。しかし、もとは細い道が白川沿いの集落を繋いでいく、旧道の趣が残るいい道だったが、阿蘇熊本市を結ぶ抜け道として拡幅されていってるから、なるべく近寄りたくない気分も。広くなった道の空しさといったら…


鼻ぐり井手(熊本県)
加藤清正が手掛けた用水路「鼻ぐり井手」 築造400年で現役 観光資源に活用 菊陽町
鼻ぐり井手:遺跡保存・擬岩処理鴻池組
疎水名鑑:馬場楠井手