飯田哲也「自然エネルギー大潮流7:太陽熱温水システム:「温熱政策」欠落した日本」『熊日新聞』2008.3.25、17面

温熱政策とは、「常温に近い温熱で賄える暖房や給湯に関する技術指針や施策を指す」そうだ。確かに、そのような政策は欠けている。というか、そもそも代替エネルギー政策に関して、日本は決定的に無策だったわけだが。実際、太陽光発電と太陽熱温水システムを組み合わせた方が効率はいいだろう。大体、こんだけ無題に大気中に発散されている熱を何かに使わないと、暑くてしょうがない。この部屋にはエアコンがないから死にそうですよ(恨み節)。
ただ、日本の太陽熱温水システムの衰退に関しては、地震災害の頻発と、それに伴って高い所に重いものを置かない方向への動きも影響があると思う。まあ、そのあたりも、政策的対処の不足はありそうだが。